設立経緯

兵庫港周辺の経済活動を活性化させる目的で明治7年(1874年)に工事に着手し、明治32年(1899年)に兵庫運河全体が完成した。
運河は港湾物流に利用され、周辺は大正から昭和にかけて商工業地域として栄え、第2次世界大戦後は貯木場として利用されていた。
昭和40年代になって、運河の汚染が頂点になり、夏の暑い日には運河の底からメタンガスの泡のようなものがぷくぷくと湧き上がり、時には異臭を放つようになり、市当局に対して地域住民からの苦情も少なからず有り、神戸市としても水質汚濁防止の為、公害対策を企業と共に取り組まなければという機運になり、一方運河を利用している企業及び運河に面している企業も同じように、これ以上の汚染はなんとしても食い止めねばという機運が高まっていたので、市当局の呼びかけにより、木材会社が中心になり、昭和46年4月(1971年)に兵庫運河を美しくする会が設立されました。
設立当初は、97社の企業が参加されておりましたが、令和6年8月現在 企業会員49社と個人会員6人になっています。

  • 平成22年6月環境保全功労者賞(知事表彰)を受賞しました。
  • 平成23年7月海をきれいにするための一般協力者の奉仕活動功績表彰(国土交通省近畿地方整備局長表彰)を頂きました。
  • 令和4年3月Jブルークレジット証書を西日本では初めて交付して頂きました。
  • 令和6年7月 国土交通大臣より海洋環境保全に対する表彰を受けました。

活動目的

本会は、兵庫運河の水質の浄化と、周辺の景観の美化を通じて、地域社会に貢献することを目的とし、下記の活動を行う。

  • 会員の利用する運河水面その他汚染防止に必要な共同施設の維持
  • 運河水質に関する知識の普及、情報の提供
  • 運河水面の汚染防止
  • 周辺の景観の美化に関する事業
  • 兵庫運河の生物多様性の保全

所属団体

  • ひょうごの生物多様性保全プロジェクト
  • 兵庫運河活性化会議
  • 神戸市民の水辺連絡会
  • 大阪湾見守りネット

事業計画(令和6年度)

  • 兵庫運河周辺の清掃活動
  • 兵庫運河全域の美化意識啓発活動
  • 兵庫運河の自然を再生するプロジェクト(兵庫県農政環境部環境創造局認定 ひょうごの生物多様性保全プロジェクト)
  • 兵庫運河の生きもの調査
  • 兵庫運河の情報発信及びホームページの充実を図る
  • 会員企業を増やす
  • 神戸市立浜山小学校の環境学習(3年生)のサポート